家の設備の経年劣化が進んできたり、機能が著しく低下したりするとリフォームを検討するようになるでしょう。
リフォームを請け負ってくれる業者はいくつもありますが、業者によって経験や知識の豊富さ、リフォーム価格などが異なってきます。
納得のいくリフォームを実行するためにも、リフォーム費用の相場や内訳について理解することが重要になります。
目次
リフォームの費用の内訳を知っていますか?
リフォームで支払う費用にはさまざまな経費が含まれているのですが、その内訳について知っておきましょう。
仮設工事
リフォームは全面リフォームを行うときもありますし、部分的にリフォームするなどケースはさまざまです。
たとえば部分リフォームの際には工事をしない部分が汚れたり傷ついたりしないように、養生シートをかぶせる必要があります。
また場所によっては足場や囲いを設ける必要が出てくるのですが、それらの工事は仮設工事に分類されます。
解体工事
リフォームを行う場所の解体をするための工事のことを指します。部分リフォームの場合、リフォームをする部分だけを少しずつ剥がして行っていきますので、新築の解体工事よりも手間と費用がかかると言われています。
基礎工事
建物の下地のコンクリート工事のことを指します。リフォームでは既存の基礎部分を残すことが多いのですが、間取り変更などで新たに間取りを追加したり増築したりする場合は基礎工事が必要になります。
また耐震補強を行うときにも基礎工事が必要になりますが、耐震補強でリフォーム費用が高くなることが多いのです。
設備機器工事
リフォームで多いのがトイレやキッチン、水周りの工事ですがそれらの機器自体の代金は、製品によってさまざまです。
これらの設備機器工事は設備の値段だけであり、配管工事などは含まれていませんのでそれらが別途かかります。
その他にも内装工事や電装工事といったように作業によっていくつもの工事に分類されます。
リフォームの相場を知ろう
リフォームを行う場合、その相場費用について理解しておくと業者を選ぶときに参考になります。
水周りのリフォーム
使用頻度が多く劣化がすすみやすいため、リフォーム需要が多いのがキッチンやトイレ、浴室などの水周りです。
キッチンのリフォーム費用ですが相場価格は150~300万円、浴室に関しては100~150万円、トイレは60~80万円が一般的です。
もちろんこれはあくまでも一般的な相場ですので、希望する間取りや設備によっては値段が大きく前後することもあります。
リビングダイニングなどのリフォーム
リビングダイニングもリフォーム需要の多い場所ですが、改修項目がおおくなりがちな場所ですので、リフォーム費用も高くなりがちです。
一般的な費用相場は150~450万円です。また子供部屋のリフォーム要望も多いのですが、相場は50~100万円です。
リフォームのほうが安いと思っている方も多いのですが、やり方次第ではリフォーム費用が高くなることもあるので相場についてはよく理解しておくようにしましょう。
リフォームの費用を抑えるコツ
できるだけ費用負担を抑えてリフォームをするためには、どのような点に注意したらよいのでしょうか。
業者選びは重要なポイント
同じ内容のリフォームでも業者によってリフォーム費用が異なりますので、業者選びも重要になってくるでしょう。
業者を選ぶときは複数の業者に見積もりを取り、価格を比較しましょう。また価格だけでなく業者の評判や実績まで細かく調べて、その上でベストな業者を選ぶようにします。
費用が高くなりがちな事例を知ること
リフォームの内容によって費用が大きく変わりますので、費用が高くなりがちな事例について理解することも大切です。
たとえば建材や設備などにこだわりすぎる、小面積のリフォームでも多くの業者が必要となる工事、手間がかかるなどの条件が揃うとリフォーム費用が高くなりがちです。
できるだけ安くリフォームを仕上げたいときは、業者に相談してみましょう。信頼できる優良業者ならできるだけ希望に沿いつつも、コストダウンする方法について提案してくれるはずです。
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